【MK8DX】マリオカート8DX VS対戦環境解説! 【2019冬】

この記事は2019年度QUaverアドベントカレンダー企画参加記事です。

 

こんにちは。くりすです。

 

今回は、音ゲーサークルのアドベントカレンダー企画に参加するにあたって、音ゲーで書ける記事が全く思い浮かばなかったので、自分が音ゲーの他にやり込んでいる「マリオカート8DX」というゲームのVS対戦環境について解説してみたいと思います。

 

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みなさんお馴染み「マリオカート」シリーズですが、多くの方がただのパーティーゲーム、もしくはタイムアタックにおいて自己ベストタイムを伸ばすゲームだという印象を持っている方が多いと思います。

 

しかし、実際には対戦に力を入れてプレーしている方がすごく多く、20-30人規模のマリオカート対戦チームが日本だけでも軽く100以上存在しています。月に2・3回ほどトーナメント形式の大会(非公式)が行われるのですが、多い時では700人ほどの参加者がいることもあります。この数は過去のマリオカートシリーズにおける非公式大会の参加人数と比べても圧倒的に多く、現在マリオカート8DXはかなりアツいゲームとなっていることは間違いありません。

 

 

まずは、ここまでで何度か出てきた「VS」という用語について解説します。

ご存知の方も多いと思いますが、マリオカートには、決められたコースを走りゴールの順位を競い合う「VS」モードと、ふうせんバトルやドッカンボムへい等の「バトル」モードの大きく分けて2つのモードが存在します。基本的に「VS」という場合は、前者のモードでの対戦という意味です。

この記事ではバトルモードの環境については省略させて頂きます。

 

対戦形式

VSと言っても、全てが同じルールで行われているわけではありません。複数の形式が存在する為、その中でもいくつか人気なものを例として挙げます。

 

6 vs 6

6人ずつのチームになり、個人点の合計を相手チームと競い合う形式です。以下の形式でも同様ですが、基本的には12レース行われます。

マリオカートを少し触ったことがある方ならわかると思うのですが、このゲームには元から赤チームと青チームに分かれて対戦するモードが備わっています。しかし、この形式ではこのモードは用いず、個人対戦のルールで行われます。

理由は、上記のルールでは赤・青甲羅は味方にはホーミングしない・サンダーは相手チームにしかダメージを与えない等のルールから、あまり戦略性のない戦いになる可能性が高い(例:1・2周目でサンダーを引きに行き、3周目でサンダーを打つことが出来ればほぼ確定で勝つことができる)からです。

よって、前のプレイヤーが味方の時は赤甲羅を投げない・サンダーを撃つ時は味方に回避(スターやキラー等の無敵アイテムでサンダーを無効化すること)出来る人がいるときにする等の戦略を練りながら走ることが必須になってきます。

 マリオカートの対戦チームでは、基本的にこの形式を用いて交流戦を行います。

 

個人形式

名前の通り、個人戦で競い合う形式です。12人部屋で、11人のプレイヤーと点数を競います。

 

タッグ形式

2人ずつのチームを組み、6チームで個人点の合計を競い合う形式です。

 

この他にも「トリプルス形式」や「フォーマンセル形式」等があります。このように様々な形式で日々対戦が行われています。

興味がある方はTwitterで#mkmgで検索してみましょう。ここでは毎日対戦相手の募集が行われており、誰でも参加できます。募集に枠がある時に「挙手」(参加したい旨をリプライで送る)した後、募集主のフレンドコードにフレンド申請を送り、指定の時間にフレンド部屋に合流するだけです。

#mkmg↓

 

マシンカスタム

 マリオカートでは、好きなキャラクターやマシンを組み合わせてレースすることができます。マリオカート7以降では、マシンのパーツがフレーム・タイヤ・グライダーの3つに細分化され、以前より遥かに多くの組み合わせを作ることが出来るようになりました。これにより、対戦環境においてもマシン性能の調整が細かく出来るようになり、戦略の幅が広がりました。また、このおかげか、マリオカートWii時代のファンキーコング・スーパーバウザー」のような1強カスタムが存在しません。

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Wii時代の1強カスタム

今作では上記の理由から、好みによっていくつかのカスタムから好きなものを選んだり、コースの特性によって乗り換えたりすることが出来るようになりました。今回は、その中でも特に流行っているカスタムをいくつか紹介していきます。

各カスタムのステータス画像は、MK8DXBuilder様(https://www.mk8dxbuilder.com)を使わせて頂きました。

 

①準重量級/ハナちゃんバギー/ローラータイヤ

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まずは各ステータスの解説

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Speed[スピード]・・・最高速度。上から順に陸・水中・空中・反重力エリア。

Acceleration[かそく]・・・高いほど最高速度に達するまでの時間が短くなる。

Weight[おもさ]・・・重いほど他のマシンに押されにくくなる。

※ゲームの仕様上、小数点切り捨ての値が反映される為、整数値でないと無駄な数値が発生してしまう。(例:3.25→3.00[0.25の無駄]、2.75→2.00[0.75の無駄])

Handling[まがりやすさ]・・・曲がりやすさ。

Grip[すべりにくさ]・・・高いほど濡れている路面・氷上等の滑りやすいコースで滑りにくくなる。

Mini Turbo[ミニターボ]・・・高いほどミニターボが溜まるまでの時間・ミニターボの持続時間が長くなる。

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現環境で最も流行っているマシンカスタムです。無駄のない重さ3.00を持ちながらも高水準のスピード・加速・ハンドリング・ミニターボ値を保っています。

 

準重量キャラにはワルイージ・ロイ・ドンキーコングがいますが、そのうちドンキーコングは体がかなり大きい為視界がワルイージに比べて狭く、ほぼ使われません。ワルイージが1番よく見る。ロイもたまに!

 

また、ハナちゃんバギーと同ステータスのスタンダードバイクでも代替可能です。

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車体幅がかなり狭い為、被弾しにくいという利点はありますが、そのためコインやアイテムを取り逃がしやすい、ドリフトの感覚がバギーとは異なるという欠点もあります。

他の同ステータスマシンのシルバアローバーニングボールは逆に車体が大き過ぎる為、使われることは全くありません。

 

②準重量級/そらまめ/ローラータイヤ

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準重量ハナちゃんの次によく見るカスタムです。全マシン中、加速・ミニターボ値が最も高い「そらまめ」に準重量キャラを乗せたカスタムです。

スピードが準重量ハナちゃんにはかなり劣りますが、加速・ミニターボ値が圧倒的です。上記でも述べましたが、ウルトラミニターボという三段階目のミニターボが登場した今作ではミニターボの値がかなり重視されており、それに重点を置いたカスタムだと言えます。難しい処理をしないでもミニターボを溜めやすい為、初心者にはかなりおすすめです!

しかし一つだけ欠点があり、紙飛行機グライダーのままだと重さが3.00を切ってしまい、0.75もの無駄が発生してしまいます。そこで、一つ重さのステータスが高いグライダーを使うことにより、重さを3.00ちょうどにすることが可能です。(準重量ハナちゃんと比べ低かったすべりにくさ値がさらに下がってしまいますが。。)

すべりにくさの値が下がることで、車体操作が多少難しくなることは間違い無いですが、重さ3.00の押し合い強さは捨てがたいです。両方使ってみて、自分にあった方を使ってみるのがいいと思います!

 

同ステータスマシンであるパタテンテンは、車幅がかなり広い為被弾しやすく、VSではオススメできません。(タイムアタックの分野では現在最強カスタムです)

 

③準重量級/わくわくビートル/ローラータイヤ

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水中スピードに特化したカスタムです。交流戦等でドルフィンみさき等の水中ステージを選択する際にこのカスタムに変更することがあります。陸上・反重力エリアでのスピードがかなり遅く、普段使いにはお勧めできません。他マシンからの押しが気になる方は、上記のそらまめの項目でも書いたように重いグライダーに変更し重さを3.00に調整しましょう。

 

ドルフィンみさき一点狙いでこのマシンを選ぶことが多い為、第1コーナーでスーパーミニターボを出しやすくするために準々重量キャラに乗せ替える人も少なくありません。

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 しかし、上の準重量ハナちゃんとのステータス比較をみてわかるように、準々重量キャラに変えることでスピードが落ち、武器である水中スピードの良さがあまり目立たなくなってしまうので、個人的にはVSにおいてドルフィンみさき一点狙いでこのマシンを選ぶのはナシかなと思っています。ドルフィンみさきが選ばれない可能性もあり、不利コースが選択された際のディスアドバンテージが大きすぎます。

 

おまけ

最重量級/ハナちゃんバギー/ローラータイヤ

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1年半位前まで主流だったカスタムです。今の流行りカスタムである準重量ハナちゃんと比べ、地上スピードと空中スピードが圧倒的に速く、また、最重量グライダーを装備することにより重さが4.00になっているため、かなり押し合いに強いです。しかしその分欠点が多く、特にミニターボ値が低いのがかなりの弱点です。ハンドリングが水中以外で0.5以上も低いということも加わり、準重量系のカスタムではウルトラミニターボを溜められる場所でもこちらではかなり難しいいうことも少なくありません。

 

紹介したカスタムはあくまで一例であり、この他にもたくさん現環境で活躍しているものがあります。強いと言われているものを使うのではなく、自分で試行錯誤してみて最適のマシンカスタムを探してみてみるのも楽しいかもしれません!

 

まとめ

対戦環境解説とかいう記事を書こうと思ったのはいいものの、よく考えたらこのゲームはマシンカスタムぐらいしか変えられるものがないのでただのカスタム解説記事になっちゃいました。てへぺろ

 

とりあえずワルイージハナちゃん使っておけば間違いない!

 

🍆🍆